MRIの撮り方
どこの施設でも、MRI検査で「同じ結果」がわかるわけではありません
当院(大阪市東成区・東大阪市)では、標準的なGE社製 1.5テスラMRIを導入し、頭部・脊髄等の精密検査を行っております。
MRI検査に関して、患者様から「どの病院で撮っても同じ結果がわかるのではないか」という質問をよくいただきます。しかし、これは大きな誤解です。
MRIは非常に高度な医療機器であり、「どのように撮影するか(撮影手法・パラメータの設定)」によって得られる情報や診断の精度が大きく異なります。
なぜ「MRIの撮り方」によって診断が変わるのか?
MRI撮影には、目的に応じて非常に多種多様な撮り方(シークエンス)が存在します。
・急性期脳梗塞を見つけるための撮影
・微小な出血を見つけるための撮影
・腫瘍なのか炎症なのかを判断するための撮影
・特定部位の微小な腫瘍を見つけるための撮影
・脳血管の流れ(MRA)を評価するための撮影
・血管の解離(血管が裂けている状態)を調べるための撮影
また、脳以外の部位(首や腰の脊椎など)においても、「脊椎椎間板ヘルニア」を調べる撮り方と「脊髄内の炎症」を評価する撮り方では全く異なります。
限られた検査時間の中で、これらすべての撮り方を網羅することは不可能です。そのため目的に適した撮り方が行われていない場合、MRI検査を受けているにもかかわらず原因が特定できないというケースが生じてしまうのです。
当院の取り組み:細やかな「神経学的診察」による最適なMRI撮影の選択
では、どのようにして患者様ごとに最適な「撮り方」を決定すべきでしょうか。
当院では、単に「頭の写真を撮る」のではなく、MRI検査の前に「詳細な病歴の聞き取り」と「細やかな神経学的診察」を実施することを最も重視しています。
丁寧な問診と神経学的診察
患者様が訴える症状(頭痛、めまい、手足のしびれ、力が入らない等)から、考えられる病気(鑑別疾患)を専門医の視点から絞り込みます。
最適な撮影モード(シークエンス)の検討・選定
絞り込んだ疾患の可能性を念頭に、それぞれの疾患の鑑別に必要なMRIの撮り方を決定します。
即日検査・診断への対応
患者様の不安を一日も早く解消するため、診察からMRI撮影、結果の説明までを同日中にスムーズに行う体制を整えています。
大阪市・東大阪市エリアでMRI検査をご検討中の方へ
「他院で検査を受けたが原因がよくわからない」「気になる症状があり、専門的な診察と適切なMRI検査を受けたい」とお悩みの場合は、ぜひ当院にご相談ください。
脳神経内科の専門医として、お一人おひとりの症状に合わせた最適な診察とMRI撮影を行い、正しい診断と治療へ繋げてまいります。

