MRIの撮り方
当院では標準的なGE社製の1.5テスラMRIを導入しています。MRIについてしばしば誤解があるのは、どこの施設でもMRI検査で同じことがわかる、というものです。
MRIは非常に高度な機械であり様々なとり方があります。例えば急性期の脳梗塞を見つけるとり方、微小な出血を見つけるとり方、腫瘍か炎症を判断するためのとり方、特定の場所の微小な腫瘍を見つけるとり方、血管の流れを評価するとり方、血管が裂けているかどうかを調べるとり方、等です。脳以外の臓器についても、脊椎椎間板ヘルニアを調べるとり方と脊髄内の炎症を評価するとり方では異なります。これらの多種多様のとり方をすべて行うことは限られた時間の中では不可能です。このためMRI検査を受けているのに必要なとり方が行われておらず診断に至らない場合が見受けられます。
どういったとり方でMRI検査を行うべきかについて、詳細な病歴の聞き取りと、細やかな診察(神経学的診察)によって考え得る病気(鑑別疾患)を絞り込んだうえで検討することが重要です。

