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ご挨拶

 

この度脳神経内科専門のクリニックを新たに開設致しました、院長の小坂です。

私は大阪市立大学卒業後、市内の拠点病院を中心に急性期医療に長年携わってまいりました。その後姫路市の三栄会ツカザキ病院の神経内科医長、部長を拝命し、年約500人の脳神経内科入院を受け入れる急性期医療、地域医療に携わりつつ、神経学会教育施設の運営を行ってまいりました。また平成27年から令和2年までは大阪市立大学(現大阪公立大学)にてパーキンソン専門外来を担当し、専門診療を行う傍ら医学教育に携わってまいりました。

前職退職時で約1700人の外来患者様の継続診療をおこなっておりましたが、その内220名はパーキンソン病、重症筋無力症、多発性硬化症等の難病、155名はてんかんであり、専門性の高い診療を行ってまいりました。

今後も専門性を生かし地域の患者様、医療機関や施設の皆様に貢献できるよう励んでまいります。

院長 小坂 理

医師の皆さまへ

平素より大変お世話になっております。この度脳神経内科(神経内科)専門のクリニックを開院いたしました小坂と申します。

脳神経内科(神経内科)という診療科についてですが、多くの先生方におかれましてはややとっつきにくい印象をお持ちかもしれません。神経内科といえば神経変性疾患を中心に診療を行う科であり、神経変性疾患以外の疾患を紹介することがはばかられる、といった意見をしばしば伺います。また神経変性疾患以外を紹介した場合に神経内科医が困るのではないか、というご心配をいただくこともあります。これらのお話は過去の神経内科学教育の過程や、多くの基幹病院での疾患のすみ分けの影響ではないかと推測致します。

当院ではパーキンソン病やアルツハイマー病といった神経変性疾患の診療にももちろん注力しておりますが、疾患ではなく症状を診ることこそが脳神経内科(神経内科)の役割だと考えております。例えば手の感覚異常を訴える患者様の場合、可能性としては脳、脊髄といった中枢神経障害(血管障害、腫瘍、炎症、脊柱管狭窄等の物理的な圧迫等)の場合、末梢神経障害(神経根の圧迫、炎症や血管障害、栄養障害、基礎疾患、遺伝子疾患、薬剤有害事象による多発神経炎や多発単神経炎の場合、一時的または慢性的な物理的な圧迫による単神経障害等)の場合、皮膚障害による場合、身体症状症(身体表現性障害、機能性神経障害)等の精神疾患による場合、を念頭に診断を行っていきます。診断を行う際には、脳神経内科(神経内科)医による詳細な問診、感覚異常を訴える患者様においても運動障害の有無や筋トーヌスの変化、失調や巧緻運動障害の有無を評価する神経学的診察が必須ですが、この過程こそが当科専門医の最も得意とするところであり、先生方にお役立ちすることができるポイントだと考えております。

意識障害、頭痛、めまい、しびれ、不随意運動、歩行障害、物忘れ等のよくある症状を脳神経内科(神経内科)で診察し診断した結果、脳神経内科で診療を継続することもあれば、脳外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、循環器内科、心療内科、精神科にご紹介することも数多くあります。よくある症状を患者様や先生方にご安心いただくために、正しく診断を行い正しく治療介入の必要性について判断するために、どうかお気軽に当院をご利用いただければ幸いです。

今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

略歴

平成7年 大阪市立大学医学部卒業
平成7年 大阪市立大学医学部附属病院 老年科・神経内科 臨床研修医
平成9年 大阪市立総合医療センター 神経内科 研究医
平成11年 大阪市立大学院医学研究科脳神経科学 博士課程入学
平成15年 大阪市立大学院医学研究科脳神経科学 博士課程終了
平成15年 大阪市立大学医学部附属病院 老年科・神経内科 臨床研究医
平成17年 田附興風会 北野病院 神経内科 副部長
平成19年 三栄会 ツカザキ病院 神経内科 医長
平成24年 三栄会 ツカザキ病院 神経内科 部長
令和2年 脳神経内科 こさかクリニック 院長

所属学会・資格

  • 日本神経学会専門医、指導医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 臨床研修指導医
  • 大阪市立大学医学博士

 

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